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カーネギーに学ぶ「人を動かす」を読んで娘を一言で動かした実践例

デル・カーネーギーが出版した本「人を動かす」は日本で100万部を突破し、

「なぜこの人は思い通りに動いてくれないのだろう?」と困る多くの人々を救っています。
私には3歳の娘がいて、なかなか言う事を聞いてもらえ日々がつづいてましたが。
 
完全に自分のせいでした。
 
この本に出会う前は「○○をしなかったら○○になるよ!!」と脅す様に言っていました。

 

すると、娘もある日私におうむ返しで「パパー、言う事聞かないとパパと遊ばないからね」と言い返されました。
 
これは非常にまずいと思い、カーネギーの本に辿り着きました。
 
この本には、人を動かすための最高のヒントが盛りだくさんです。
それもそのはずです。カーネギーはこの本を書くために1年半、資料を集めたというのですからね。
 
ホント研究科はすごいと思います。
 
この本を読んで私は娘の事をうまくコントロールできるようになってきたので、あなたにもご紹介したいと思います。

 

それでは実際に、娘がいう事を聞くようになったお話をお楽しみください。

1.人を動かすの要約

2. 脅しではなく「自ら動きたくなる理由を与える」

3.「あーっ」と大きく口を開け楽しく歯磨きが出来ました

4.「あーっ」と大きく口を開け楽しく歯磨きが出来ました

1.人を動かすの要約

犯罪者に”罪のいしき”は無い。話の冒頭に”1931年5月7日ニューヨークで起きた大事件、ニ丁ピストルのクローレ”の話が出ています。

 

電気いすに座ったクローレの最後の言葉「こうなるのも自業自得だ、大勢の人を殺したのだから」 本当は「自分の身を守っただけのことで、こんな目にあわされるなんて」。 後者を先に想像できた人は少ないと思います。

 

人を理解できなくて、人を動かすことは難しですよね。   この本は仕事、パーティー、子育てや歴史上の人物が実際に人を動かした瞬間の”事実”を基に書かれています。

 

したがって、すごくわかりやすいです。 実は私たちも意識が弱いだけで、人を動かすポイントを知っている。

 

この本は「それやっぱり効果あるんだ」と思い出させてくれるような内容も盛りだくさんです。   私はこの本の通り実践しただけで、娘が言う事を利いてくれるようになって非常に助かっています。

私が本の中でとても響いた言葉を6つ紹介します。
  • 「人を動かすためには、その人が動きたいと自ら思える理由を与えること」
  • 「否定して動かすことは一時的な効果にしか過ぎないということ」
  • 「褒めること」
  • 「良い所を伸ばすこと」
  • 「相手に恥をかかせないこと」
  • 「聞き手に回ること」
私はこれまでその逆の事をしてたかもしれません。
  • 「自分の欲求を満たすための、要求をしていた」
  • 「否定ばかりして自分の考えを押し付けていた」
  • 「褒める事が少なかった」
  • 「間違いをすぐにただそうとしていた」
  • 「聴き手になることができていなかった」
この様な経験がありましたが、この本を読み、一気に変わることになります。
上記を踏まえた上で娘を交渉していきました。

2.脅しではなく「自ら動きたくなる理由を与える」

娘と遊び、時間はもう16時「疲れた」とため息をつき、思い出すとやりたかった掃除、お皿洗い、洗濯物の取り込みがまだ終わっていない。

 

床には娘の無数のおもちゃ、大きいものから細かいものまで沢山です。   これを見るといつもテンションが下がってしまう。 そんな経験は日常茶飯事だと思います。

 

どの家庭でも絶対にあり得る事ですよね。 この床にある娘のおもちゃだけでも自分で片づけてくれれば助かるのに・・・   私もそう思っていましたが、以前のいい方だと「お片付けできないんだったら、おもちゃ買わないよ」という具合に脅していました。

 

しかし、脅すことは一時的な効果でしかなく、次の日が来れば「やだー」   そこで、「人を動かす」の中に書いてあった「相手の気持ちを考える」を実践。 娘はとにかくお人形が好きで、ごっこ遊びが大好きです。

 

本にもある通り、子供は楽しい事が大好きなので、それを利用してみました。   本の中には汽車をおもちゃ箱に例え、パパが車掌の役をやっておもちゃを片付けさせる内容です。   そのストーリを思い出し、私も考えて実行してみました。

 

すると、娘の態度が変わり率先的におもちゃを片づけるようになりました。 私はどんな話をしたかというと、こんな感じです。

 

ー私:「キャー――!!!!大変!!!みんな暑くて倒れちゃってるよFちゃん!!!冷蔵庫に入れて冷やしてあげないと、 みんな病気になっちゃうよ、あの中に入れればみんな助かるよ!いそげーーー」   と言ったら大慌てでみんなを助けてあげました。

 

  片づけ終わるや否や「Fちゃん偉いねー、みんなすごい助かったって言ってたよー、外で寝てたら暑くて倒れちゃうからねー、遊び終わったら冷蔵庫に入れてあげようね」 と言うと、それ以降「冷蔵庫に入れないと!!!」のくだりで完全に片づけてくれるようになりました。

著者:デル・カーネギー

3.「あーっ」と大きく口を開け楽しく歯磨きが出来ました

— 私:Fちゃん!歯磨き

— 娘:やだーーー

— 私:早く―

— 娘:(笑いながら逃げる)

— 私:(すごく疲れているwそれに早く寝かせて、自分のやりたいことをしたい・・・)   以前の私と娘のやり取りはこのような形で、結局歯磨きすることなく寝てしまう日々が続きました。

 

娘は歯磨きが嫌いです、もしかしたら多くの子供は歯磨きが嫌いなのでしょう。   子供にとって歯磨きは重要ではないようです。

 

私たちも”価値”がない事をやろうとはしませんよね。   そこで私は、重要性を感じさせるために、「歯磨きをしたら次の日、ガチャガチャを買ってあげるよ」と言いました。

 

すると、娘は目の色を変えて歯磨きをし始めました。   更にモチベーションを上げるために、娘の好きなキャラクターの歯磨きを買いに行きました。

 

すると、新しい歯ブラシで歯磨きをすることに喜びを感じたのか、率先して行いました。

 

  しかし定着させるのはすごく難しく、だんだん「やだー」が始まりました。 そこで私は、私より影響力の強い物を使おうと考えました。 それが子供の見方、「アンパンマン」です。   アンパンマンのいうことは実はすぐ聞きますw

これは本当です。

好きな物や影響される者の言葉は入りやすいものです。

 

  私はアンパンマンの小さな人形を手で持ち、 歯ブラシをあてがいこう言います。  

ー私:Fちゃん!一緒にお口の中にいるカビルンルンとバイキンマンを歯ブラシでやっつけよー

 

ー娘:うん!やろう!やろう!パパがアンパンマン!?そうなの!? 返ってきた言葉の意味はわかりませんでしたが、気持ちは完全に前向きでした。  

 

これは「自らやりたいと思う気持ち」を起こすことに成功したのではないでしょうか。 これ以降、娘はアンパンマンと共に歯磨きをすることが出来るようになりました。

著者:デル・カーネギー

4.youtubeを自ら消せるようになりました

娘はアンパンマンの寸劇youtubeが大好きで、魂を吸い取られたかのように見る時があります。

 

親としてあまりスマホを見せたくないという方の方が、多いのではないでしょうか。

 

  しかし、無理やりやめさせようとすると、泣くばかりか嫌われますw

とはいえ目が悪くなることが気になって仕方ありません。

 

私はこの時「褒める事」「ライバル心」この二つを意識した言葉を発しました。

  — 私:さっすがFちゃん3歳のお姉ちゃんだね!もう自分で辞められるんだー!(この時、まだ全然youtubeみております)  

 

— 娘:え・・・・・  

 

ー 私:そう言えば、お友達のAちゃんは自分で辞められるんだってーFちゃんより小っちゃいのにすごいねー Fちゃんもお姉ちゃんだからできるもんねー  

 

— 娘:・・・・・   すると、すぐに効き目が出なくても、なぜか10分後、自分でホームボタンを押して辞めたのです。   私はすかさず私は褒めました。  

 

— 私:「さっすがお姉ちゃん!!!やっぱりAちゃんよりすごいねー!お姉ちゃんになると、いろんなことが出来るようになるねー」   と小さな体を両手で揺らしながら言いました。恥ずかしそうに喜んでいました。

 

なぜかわかりませんが、この日をきっかけにyoutubeをあまり見なくなりました。

 

今回の要因では「急に辞めさせない」事がよかったと思えます。満足感を感じず辞めることはできないと思います。

まだ3歳ですからねw  

まとめ

子供を動かす方法は意外とシンプルかもしれません。 一緒に遊んでほしいだけなんだと思います。

 

しかし、私達親の”やりたい事”これが邪魔して、うまく言葉が出ないのでしょう。

脅して動かすのは一時的な効果でしかないのと、将来パパとママを嫌いになってしまうかもしれません。

 

  脅さずに、みずから動きたくなる理由を与えてうまく付き合っていきましょう。

 

この本に出会て、考え方や発言が一気に変わってよかったです。

 

あなたの子育てに少しでも役立てばと思います。